
自動車を所有している人に定期的に訪れる「車検」
車検を取る選択肢がたくさんある現代、依頼先が違えば費用も違ってきます。
大きな車になるほどトータル費用が10万円を超えるケースがありますので安く済ませたいと思い迷いますよね?
今回は車検費用を抑えることについて書いてみました。
目次
1.そもそも車検とは?
2.車検の依頼先は?
3.車検費用の内訳を確認しよう!
4.整備費用を抑えるには?
5.自分が実行してる事
6.まとめ
1.そもそも車検とは?
車検と聞いて、あなたはどのようなイメージを持っていますか?
「車検」の言葉から検索していくと、公道を走る車を所有している人に義務付けられた検査の事を言う。
検査時点で基準を満たしていれば車検に合格できるもので、この先2年間の安全走行を保障するものではない。
補足として、自動車の点検・整備・検査を行い、保安基準を満たしている事、合わせて 次の車検までの重量税と自賠責保険料も一緒に払うとの事でした。
2.車検の依頼先は?
車検の検査は、法律によると国土交通省が検査を行うことになっており、各都道府県にある陸運支局で検査を受ける事になります。
自動車の台数が増えたことにより、陸運支局では対応しきれないので、基準を満たした工場で車検の検査だけを行えるようになりました。(指定工場と言い 車検専門店 又は 自動車販売店などが該当します)書類の手続きは陸運支局で行います。
検査設備などの基準を満たせない工場(認証工場と言い 小規模自動車販売店・民間の整備工場・ガソリンスタンド・カー用品店などが該当します)は、点検・整備を行い陸運支局又は近くの指定工場に車を持ち込み車検の検査を行い書類の手続きは陸運支局で行うようになっています。
もう1つの方法として 車の持ち主が点検・整備などをして必要書類・税金・その他費用を持って陸運支局に車を持ち込み 自分で検査を受ける方法もあります。(ユーザー車検と言います)
誰かに依頼するより自分で行動した方が費用は抑える事が出来ます。ただ 整備や陸運支局での行動など覚える事がたくさんあります。
点検や整備は事前に行ったとして、スムーズに出来れば車検の検査も1日で合格となりますが、何かの項目で不備が起こるとその日に合格とならないケースもあります。
陸運支局は 土曜 日曜 祝日が休みですので平日の持込しか受け付けてくれません。勤め先を休んで車検に行くパターンとなった時 翌日もう1回休んで行くのは辛いですよね。
また 自分で行うことによって自己責任の範囲が大きくなります、車のトラブルが起きても自己責任となりますので、実際に行動している人はなかなか増えていません。
3.車検費用の内容を確認しよう
車検費用の内訳は下記のようになります
①自動車重量税
②自賠責保険料
③印紙代
④検査機器使用料
⑤24か月点検料
⑥修理必要な整備代
⑦おすすめな整備代
①重量税②保険料③印紙代は国や保険会社に納める費用なので抑えようがありません。
④検査機器使用料は車検依頼先に支払いますので、大きな差は無いと言えます。
⑤⑥⑦は車検整備の依頼先に支払います。
⑤点検料は車の大きさによって決まるものですが、依頼先によって価格差は多少あります。
⑥は修理をしないと車検に合格しない整備になります、新品でしか対応できない作業や中古の部品を使える作業。又 メーカー純正部品か社外製部品を使うか、もしくは修理で対応するかで金額に差が出やすいです。
⑦は次の車検までに乗るならば、交換や整備をした方が良い内容です。今回の車検でしなくても車検を受けることが出来ます。
4.整備費用を抑えるには?
今回の記事タイトルは「車検費用を抑えるには」としましたが、ここまで読んで頂ければ車検費用と言うより「整備費用を抑えるには」と言った方が適切な言い方だと思います。
整備費用を抑えるならば⑦おすすめな整備をしない事しか出来ないと思います。次の車検まで乗るならば 交換又は整備をした方がいいですよレベルなので、今回の車検時にしなくても車検に合格する事は出来るのです。
ただし次回の車検までおすすめ整備に関係する部品が壊れないかは保証できませんので、交換タイミングは自己責任になります。
なので新車購入して1回目の車検は、走行距離も少なく交換する部品も少ないので整備費用は高額にはなりにくいはずです。
5.自分が実行している事
自分が行っている事としては、①自分の出来る事は自分でする ②下回り洗浄とサビ止め塗装を今回の車検ではやめる事です。
①の自分の出来る事については、ワイパーゴムが切れていたら自分で事前に交換する、バッテリーが弱っていたらネットで購入して交換の仕方をYouTubeで覚えて自分で交換してみる、オイル交換はお値打ちに出来る所で済ませておく、車は自分で引取り納車をする、代車が有料ならば利用しない などです。
②の下回り洗浄 と サビ止め塗装をやめるですが、私の住んでいる地域は雪が降るので冬には消雪剤として「塩化カルシウム」略して「塩カル」が道路にまかれています。
塩が含まれている為、金属をサビさせる要因になるので車の下回りのサビ止め塗装と洗浄作業が整備メニューに入っています。
この作業はしなくても車検は合格できますし、私は冬の走行距離も少ないので2回の車検で1回行うことにしています。この作業をしないことで ¥20.000位節約できていますしサビがひどくて部品交換が必要となったことはありません。
また、自分が整備士をしている頃に入庫したお客様で、車検時にはブレーキオイルの交換をお勧めしていましたがそれも交換しないでと言われた方がいました、それでも車検は合格できるのです。私はブレーキに関係する事なので、そこまではしませんでしたが・・・。
6.まとめ

自動車の使い方は人それぞれでかなり個人差があります。たくさん使う人は オイル類が汚れたり、ゴム部品が劣化したり、部品の消耗するペースが使わない人より速くなります。
各整備工場も余計な整備をする訳でなく、この先2年間乗るならばこの整備は必要だろうと見積もりを出していると思います。設定料金も多少の違いはありますが整備費用が高くなるのはたくさん車を使用したことで交換部品が多くなったのです。
車はたくさんの部品による集合体で、ネジまで数えると3万点以上とも言われています。自動車は使用期間と走行距離に応じて必要な整備が発生してきます。
車検時は税金や保険料などの いわゆる法定費用が含まれるのでまとめると高額な出費になります。車検代を抑えるには点検だけ実施して追加作業をしないようにするしかありません。
その為には、車検時以外のタイミングで整備をしておきましょう。分散する事で高額な出費は避けられます。
又 車検をお願いする時に「今回の車検は料金を控えめにしたいので、知恵を貸して下さい」と相談してみましょう。車検をする前ならば料金のコントロールは出来ますが、終わってから交渉しても気持ち程度のコントロールしか出来ません。
あと、早期予約特典で値引きサービスもありますので使えるサービスは使いましょう。
未来の自分の為に
今の自分が頑張ろう!
最後までお読み頂きありがとうございました。