車のタイヤ履き替えやメンテナンスに役立つ「ガレージジャッキ」、ネットで検索するとたくさんの商品が出てきます。
メーカーや価格・サイズなど、たくさん種類がありすぎて、どれを選べばいいか迷いますよね。
今回は選ぶ時の考え方を書きましたので、購入時の参考になればうれしいです。
目次
1 ジャッキの種類
2 最大荷重の選び方
3 持ち上げられる高さの選び方
4 受け皿のサイズ
5 ジャッキの操作性
6 輸入品を買う時の注意点
1. ジャッキの種類
・パンタグラフジャッキ
ほとんどの自動車の『緊急タイヤ履き替え工具』としてトランクに装着されています。
サイズがコンパクトで軽量が大きなメリットで、タイヤ1輪を持ち上げる事が出来ます。
タイヤ2輪を同時に持ち上げたり、タイヤ履き替え以外の作業には不向きです。
同じタイプの追加購入は必要ないと思いますので、以降の記事は省略します。
・フロアジャッキ(ガレージジャッキとも言う)
油圧を利用して重量物を持ち上げます、パンタグラフ式と比べ安定性と耐久性に優れています。
タイヤ履き替え作業だけでなく、ジャッキスタンドとの併用で幅広い作業に使用できます。
サイズが大きく重量がある為 タイヤ付きとなり持ち運びは不向きで、固い地盤での使用となります。
2. 最大荷重の選び方
何キロを持ち上げるか? から考えます。
最大で前輪(又は後輪)の2輪同時に持上げる事を前提に考えますと、
車検証で車両総重量を調べて、その重量の2/3が持ち上げる重量となります。
例 車両総重量:1600kg
1600kg x 2/3 = 1066kg
商品のラインナップは、500kgごとに設定されてます。又最大荷重が1000kgと2000kgでも販売価格は大きな差はありません。 また今後 あなたが大型車を購入する可能性もあります。
今後の買い替えを考えて余裕を持った最大荷重を選択しましょう。
3. 持ち上げられる高さ(リフトアップ量)の選び方
持ち上げ高さ(最高位)は、350ミリ~610ミリの種類があります。
現在使用の車が小型車としても、最高位は500ミリ程度の物をお勧めします。
又 合わせて確認しておくことは、最低位(一番低い時の高さ)です。
何故かと言うと 車を持ち上げるにはジャッキのお皿を当てる場所(ジャッキポイント)までジャッキ本体を車体下にもぐり込めなければ持ち上げられません。従ってジャッキ自体も背の低い形状が求められます。
車高がある4WDやSUVタイプは最高位を気にするだけで心配ありませんが、軽自動車はタイヤ径が小さいので、地上とジャッキポイントまでの距離は狭いのです。
4. 受け皿のサイズ
車のジャッキポイントを持ち上げる受け皿は小さいサイズより大きいサイズが安心です。
重い車を持ち上げますのでお皿からジャッキポイントがズレてしまうと、車にダメージを与えたりケガの原因になります。
5. ジャッキの操作性
リフトアップ(上昇)の操作は、ほとんどがハンドルを上下にポンピングして上昇させますが、
リフトダウン(下降)の操作は2種類あります。
タイプ1 ハンドルを抜かずにハンドルを反時計回りにゆっくり回転する。
タイプ2 ハンドルを抜きリリースバルブにハンドルを差し替えて反時計回りにゆっくり回転する。
説明文の文字数でも分かると思いますが、タイプ1が操作しやすいです。
又 油圧ピストンはシングルタイプとツインタイプがあります。
ツインタイプの方が一度のポンピングでストローク量が多くポンピング回数が少なくて便利です。
6. 輸入品を買う時の注意
ネット検索をすると情報としてまず『写真イメージ』と『価格』が目に入りますよね。
販売してるのだから最低限品質保証はされているだろうと思いたいですが、安価すぎる物は「買って残念」となる場合があるようです。
経験上、やはり 安すぎる商品には安くなる理由がある訳で、最安値商品はおすすめしません。
まとめ
自分は、20年前に1台目のフロアジャッキを購入しました。現在もまだ利用できますが息子も作業出来るようになったので、¥20.000でもう1台購入しました。
今回の記事に当てはめると・・・
2. 最大荷重は 3.0ton
3. 最高位 - 最低位は、
500ミリ - 100ミリ
4. 受け皿のサイズは 100ミリ
5. ジャッキの操作性は、ハンドルを抜かずにリフトダウン操作が出来るタイプ
6. 製造国は made in china、
価格は、¥20.000
最大荷重の違いによる価格の差が小さかったので、余裕をもって3.0tonタイプを選択しまた。
日本製が理想でしたが種類が少なく価格も高めだったので、最安値でない中国製を購入しました。
現品はしっかりした造りに感じられ、長く利用できることを願うばかりです。
ガレージジャッキは長期間使用できます、納得の出来る品物を購入しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。